ドローンを飛行させる場合、航空法によって飛行の場所、飛行方法に規制があります。禁止されている空域を飛行させる場合は国土交通大臣の許可、飛行の方法に関するこのには承認が必要です。
また、場所に限らず必ず守らならない事項があります。

まずはドローンを飛行させる場合、関係する法律の代表的な航空法について確認しておきます。

許可が必要な空域　

①空港周辺の上空の空域

②地表または水面から150m以上の高さの空域

③人口集中地区（DID地区）

承認が必要な飛行方法

④夜間飛行

⑤目視外飛行

⑥「人」「物件」と３０メートル未満の距離での飛行

⑦イベント上空飛行

⑧危険物の輸送

⑨物件の落下

遵守項目　飛行場所、方法によらず必ず守らなければならないこと

１　飲酒時の飛行

アルコール等を摂取した状態でドローンを飛行させることは出来ません。
注意力、判断能力が低下した状態では正常な飛行に影響を及ぼす恐れがあります。

２　飛行前点検

飛行前に機体の点検をして安全に飛行できることの確認が必要です。点検整備がしっかり行わていないと墜落事故を起こす可能性があります。日頃から確認しておきましょう。

点検項目

• 各機器（バッテリー、プロペラ、カメラ等）が確実に取り付けられていること
• 機体（プロペラ、フレーム等）に損傷や故障がないこと
• 十分なバッテリー残量の確認
• 通信系統、推進系統、電源系統および自動制御系統が正常に作動すること
• 飛行経路に航空機や他の無人航空機が飛行していないことの確認
• 飛行経路下に第三者がいないことの確認
• 安全に飛行できる気象状態であること（風速、降雨量など）

３　衝突予防

飛行経路およびその周辺の空域において飛行中の航空機を確認し衝突のおそれがある場合、地上に降下させる。

４　危険な飛行の禁止

危険な飛行、他人に迷惑を及ぼす飛行も禁止されています。
不必要に騒音を発したり急降下させたりする行為は、周囲に不快感を与えるだけでなく、危険を伴います。
人に向かって無人航空機を急接近させることも非常に危険です。

まとめ

遵守事項は必ず守る必要があり、知らなかったでは済まされません。
違反した場合には罰則も設けられています。
ドローンが落下した場合は非常に危険であることを認識しましょう。

１の飲酒時の飛行禁止違反については１年以下の懲役、または３０万円以下の罰金に処せられます。

２～４についての違反の場合は５０万円以下の罰金に処せられます。

ドローンを飛行させる場合は安全に配慮し、第三者に迷惑を及ぼすことなく安全に飛行させることを心掛けましょう。